2013年10月14日月曜日

NEC、ビッグローブ売却検討

 NECが、子会社でブロードバンド(高速大容量)接続サービスを手掛ける「NECビッグローブ」(東京)を売却することを検討していることが10日、分かった。保有する全株式(78%)を今年度中にも売却する方向で調整しているもようだ。売却額は数百億円になる見通し。NECは売却で得られる資金を成長分野と位置付ける通信インフラやシステム構築の事業に投資する方針だ。  NECは、平成25年3月期連結決算の最終損益で3年ぶりに黒字を確保したものの、赤字体質からは完全に抜けておらず、財務面で何らかの手を打つ必要があると判断。主力事業との相乗効果が薄れているビッグローブ売却を事業整理の候補に挙げた。  関係者によると、NECは有利な条件で株式を譲渡するため、複数回の入札を実施して売却先を決めるもようだ。早ければ今月中に1次入札を行い、来年初めごろに売却先を絞り込む考え。現在、三井住友銀行など他のビッグローブ株主に売却方針や手続きに関する説明を進めているという。  これに対し、NECコーポレートコミュニケーション部は「決定したことは何もない」としている。 儲かる速報!稼げる情報から節約術まで

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