2013年7月18日木曜日

NY為替概況 バーナンキ証言で上下動も、大きな方向感までは出ず

17日のNY市場、この日はバーナンキFRB議長の議会証言が行われ、それなりに値幅を伴った上下動が見られたものの、大きな方向感までは出なかった。 ユーロドルは1.3175付近まで上昇後、1.30台まで急速に下落し、その後、急速に1.31台半ばに戻す動き。一方ドル円は、99円台前半まで急速に下落後、99円台後半に急速に下落。しかし、99円台はサポートされ99円台半ばで動きが落ち着いている。 バーナンキFRB議長の証言では「債券購入ペースは事前に決まっておらず、この先の指標次第。ただ、QE縮小を年内に開始し、2014年半ばごろ終了させることが適切と想定。7%がQE終了のメド」としている。また、QE縮小と利上げは別との見解を強調していた。内容的には先月のFOMC後の会見と大きな違いはないが、きょうはそれをより明確に市場に伝えようと試みていたものと思われる。 これ以上、FRBのバランスシートは拡大したくはないが、長期金利は低水準に留めて置きたいといったところだろう。 きょうはポロッツ・カナダ中銀新総裁の初の政策委員会が開催され、政策金利は大方の予想通り据え置かれている。注目は声明だったが、これまで示していた将来の利上げバイアスを残す内容となっている。一部では削除されるのではとの見方も出ていた。また、GDP見通しに関しては、2013年の見通しは1.8%と、4月時点の1.5%から上方修正されたものの、2014年に関しては2.8%から2.7%に若干下方修正されている。予想ほど波乱は無かった印象だが、カナダドル高への懸念を示す文言は無かったこともあり、市場はカナダドル売りの反応を見せている。 今回初のポロッツ新総裁の会見で、バイアスに関しては将来の政策を示唆したものではなく、経済が予想通りに推移すれば、自然にそうなることを示したもので、特定の基準値はないなどと述べた。なお、為替に関する言及は避けている。

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